大野アルミ鋳造所

大野アルミ鋳造所は、大阪府寝屋川市に本社がある鋳造品製作会社です。1946年の創業以来、70年以上にわたってアルミ鋳物と機械加工の一貫生産をメインとする精力的な操業を行っています。ここでは、大野アルミ鋳造所の軽金属鋳造の特徴を紹介していきます。

大野アルミ鋳造所の軽金属鋳造の特徴

試作・小ロット量産に適した砂型アルミ鋳物鋳造

大野アルミ鋳造所では、試作品・小ロット生産に適した鋳造法として「砂型アルミ鋳物鋳造」に対応しています。砂型アルミ鋳物鋳造とは、砂でつくった型枠に溶かしたアルミを流し込んで冷やし固める鋳造法です。型費用(初期費用)が安いため試作品の製作に適しているほか、工期が短い、複雑形状にも対応できる、木型作成が簡単にできる、といったメリットがあります。

鋳肌の美しい鋳造品を量産できるアルミ金型(グラビティ)鋳造

アルミ金型(グラビティ)鋳造は、金属でつくった鋳型(金型)にアルミを材料を流し込み、重力(自重)により鋳造を行う技術です。型製作に時間を要する一方、寸法精度が良く、滑らかで美しい鋳肌に仕上げることができます。砂型鋳造とは違って型枠を繰り返し使用できるため、同形状の製品を量産しやすいのもメリットです。

高精度の製品を大量生産できるアルミダイカスト

アルミダイカストは、ダイカストマシンに取り付けた金型にアルミ材料を高速高圧で充填し成形する鋳造技術の一種です。高速高圧で注湯を行うため寸法精度が高く、複雑な形状にも対応、かつ経年による寸法変化を低減できるメリットがあります。生産性が高く低コストを実現できること、二次加工が少なくてすむのも利点でしょう。

大野アルミ鋳造所の工場紹介

大野アルミ鋳造所は、砂型アルミ鋳物・金型アルミ鋳物・グラビティ鋳物を手がける本社・工場と、金型(グラビティ)アルミ鋳物製造を手がける楠根工場の2つの工場を有しています。

設備環境は、有機自硬性アルミ鋳物鋳造設備をはじめ、金型鋳造機(グラビティ)、アルミ鋳物切断用バンドソー、中子解体機、アルミ鋳物研磨用ベーダーマシン、溶接機、ショットブラストマシン、サンドブラスト、RGB 回転式脱ガス装置、アルミ鋳物専用ピンホール検査機など、アルミ鋳造に必要な各種設備が導入されています。

大野アルミ鋳造所の軽金属鋳造の事例・実績

軽金属鋳造の具体的な事例は公式HPに記載されていませんでした。

大野アルミ鋳造所の基本情報

引用元：株式会社大野アルミ鋳造所公式HP（https://www.alumi-imono.com/）