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軽金属鋳造メーカーガイド
ひと⼝に軽金属の鋳造といっても、メーカーによって得意とする分野は異なります。ここでは 得意分野ごとにおすすめメーカーをご紹介。⾃社が求める鋳造品に合わせて、各メーカーの特徴をチェックしてください。
ひと⼝に軽金属の鋳造といっても、メーカーによって得意とする分野は異なります。ここでは 得意分野ごとにおすすめメーカーをご紹介。⾃社が求める鋳造品に合わせて、各メーカーの特徴をチェックしてください。
特殊素材の鋳造を実現できる理由
選出基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)
高品質の試作品を依頼するなら
JMCは、アルミやマグネシウムなど軽金属による試作部品の社内一貫生産に対応している会社です。効率性や製作スピードもさることながら、工場内の温度・湿度をシステム管理して製品への影響を抑えるなど、品質管理にも徹底してこだわっています。
⼯場内の温度・湿度をシステム管理して
製品の品質管理を徹底追求する鋳造メーカー
複雑な形状を精密に実現する3D積層砂型造形
JMCに試作品鋳造を依頼したい理由の一つは、JMCが「3D積層砂型造形」に対応していることです。3D積層砂型造型とは、3DCADにより設計した3次元データを基に、3Dプリンターを使用して直接砂型を造形する次世代の砂型造型技術です。
従来の砂型鋳造では、原型(プロトタイプ)となる木型から製作しなければなりませんでしたが、3D積層砂型造型では木型レス(不要)で直接砂型を造形することができるため、木型製作の工程が省略され、短納期を実現することができます。
さらに、3D積層砂型造型は鋳造品形状の制約がないのも利点です。思い通りの自由な形状に鋳造することができ、複雑な形状の製品でも緻密に作ることができます。
見えない内部不良を見逃さないX線CT検査
JMCは、鋳造品の品質管理の一環としての検査体制もしっかりしています。検査設備としてX線CTスキャナーが導入されており、鋳造工程直後に検査を実施することにより、鋳巣やクラック、割れ、歪み、異物混入の有無など、材料内部の状態や欠陥に関する情報の検出が可能です。
そして、内部欠陥の情報を事前に取得することで、実装後の内部不良の発覚に伴う修正と、リードタイムの遅延による開発プロジェクトの遅れを回避することができます。この点もJMCに依頼したい理由の一つです。
安定した品質を確保する室温管理システム
鋳造法の種類に限らず、鋳物製品は良くも悪くも室温や湿度の変化に影響を受けることになります。そのため、要望通りの高品質な試作鋳物を作るためには、工場内の適正な室温管理が必要です。実はJMCはこの点でも安心して依頼ができる会社といえます。
なぜなら、同社の鋳造工場には室温管理システムが導入されており、鋳造工程における適切な室温管理が可能だからです。結果、軽金属素材に影響を与える温度・湿度といった外部環境を適切に制御して、品質を安定させることができます。
社名 | 株式会社JMC |
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納期目安 | 製品の大きさや形状、数量によって変動 |
対応軽金属 | アルミニウム合金、マグネシウム合金 |
所在地 | (コンセプトセンター)長野県飯田市川路7502-1 |
大ロットの数物を鋳造したいなら
光軽金属工業は、岡山県岡山市にあるアルミ合金鋳物の鋳造メーカーです。砂型・金型・ダイカストなど製品ニーズや用途に適した鋳造技術を提供できるほか、ダイカストマシンを11台保有するなど設備環境も充実しており、鋳物の大ロット・量産にも対応することができます。
ダイカストマシンを豊富に取り揃え、
鋳物の大ロット・量産にも対応する鋳造メーカー
ダイカストマシンを11台保有する設備環境の充実
光軽金属工業が持つ魅力の一つは設備環境の充実です。光軽金属工業は第一工場~第五工場まで計5つの工場を持ち、2250ton(超高速)、1650ton(超高速)、1250ton(超高速、800ton、650tonなど11台のダイカストマシンを擁して、鋳物製品の大ロット・量産に対応することができます。
ダイカストは、金型への注入を高速高圧にて行い迅速に鋳造する技術です。寸法精度の高さや鋳肌の美しさが得られるほか、光軽金属工業の技術では、加工レスによるコストダウンと金型の早期償却を実現。
そのほか、真空ダイカストによる品質向上と鋳造不良発生の低減、顧客ニーズに適した材料での対応が可能など、豊富なメリットを提供しています。
品質向上につながる各種検査設備の導入
11台のダイカストマシンを活かした量産対応だけでなく、光軽金属工業は品質管理に対しても真摯に向き合っています。その証左となるのは、鋳造設備に負けず劣らずの各種検査設備の導入です。
CNC3次元座標測定器(スキャナ付)、CNC3次元座標測定器、万能試験機、3Dスキャナ、輪郭形状測定機、発光分析装置、マイクロフォーカスX線透視装置、超音波探傷器など、光軽金属工業の生産現場には様々な検査設備が備えられています。
これら検査設備をフル活用することにより、鋳巣やピンホールの確認、分析、欠陥の原因解析など内部欠陥を早期に発見し対策を施し、品質向上につなげることができます。
多種多様なアルミ材質による鋳物製造に対応
光軽金属工業は技術や設備だけでなく、材料・材質への対応力も高いです。顧客の要望と目的の製品、多様化する市場ニーズに合わせて、多種多様な材質での鋳造を可能としています。
ダイカスト鋳造法では「ADC12」「ADC6」「ADC3」、砂型鋳造法は「AC2A」「AC3A」「AC4A」「AC7A」「AC2B」「AC4B」「AC4C」「AC4CH」、金型鋳造法では「AC2A」「AC3A」「AC4A」「AC7A」「AC2B」「AC4B」「AC4C」「AC4CH」「NU1」など、多彩なアルミ材質による鋳造に対応しています。
社名 | 光軽金属工業株式会社 |
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納期目安 | 要問合せ |
対応軽金属 | アルミニウム合金 |
所在地 | 岡山県岡山市東区瀬戸町江尻1050 |
超大型製品の鋳造を依頼するなら
医療機器、工作機械、ロボット部品など、多彩な分野に向けてアルミ鋳物製品を供給している田島軽金属。高精度な鋳造を可能にする各種の鋳造技術や充実した設備環境、超大型製品もつくれる対応力など、総合力の高さが光る鋳造メーカーです。
幅広い種類の素材に対応し、
2トンを超える超大型製品も可能な鋳造メーカー
2トン超の大物アルミ鋳物の製造に対応できる
田島軽金属のおすすめポイントの一つは、大型アルミ鋳物における業界内でも高いの技術と設備です。同社工場には自社開発による「大型鋳型反転機」など各種の大型機械設備が備えられており、これに独自開発技術と豊富な経験、ノウハウをプラスして、自動車・大型船舶など2トン超の大物アルミ鋳物の製造に対応することができます。
実際に大型製品の事例では、1650kgの液晶製造装置部品や直径3m以上・重さ2000kg以上の超大型アルミ鋳物を製造・デリバリした実績があります。大型アルミ鋳物による試作品製造を頼みたいクライアントにとって、田島軽金属はとても心強い存在といえるでしょう。
内部欠陥現象を極小化できるポアレスキャスト
田島軽金属では各種砂型鋳造において、ポアレスキャスト(高品質砂型アルミ鋳物)と呼ばれる技術を用いています。これも同社のおすすめポイントの一つです。ポアレスキャストとは、鋳巣極小化技術とも呼ばれる、田島軽金属が独実に確立した鋳造技術です。
ひけ巣やブローホール、ミクロポロシティなど鋳物内部に発生する種々の欠陥減少を極小化できるのが特徴の一つであり、内部品質の低下を防ぎ要望通りの安定した製品をつくることができます。
真空チャンバーや真空ポンプなど真空部品や産業機械に用いられていることからも分かるとおり、ポアレスキャストの技術は、高気密部品や高信頼性部品など新しい分野への用途拡大をもたらしている点もメリットです。
各種検査・品質管理設備の導入
前出のポアレスキャスト技術に象徴されるように、田島軽金属では徹底した品質管理と向上にも全社を挙げて努めています。
確固たる品質方針に基づいて全員一丸の「品質マネージメントシステム」を着実に実施。品質管理の実効性を担保するX線検査装置やブリネル硬度計、ヘリウムリーク試験装置、分光分析装置、弾性率測定器など、各種の検査設備も不足なく導入されています。
加えて、同社の品質方針は毎年、経営理念に照らして適切性の見直しが行われています。
社名 | 株式会社田島軽金属 |
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納期目安 | 要問合せ |
対応軽金属 | アルミニウム合金 |
所在地 | 埼玉県羽生市藤井上組字城沼1375 |
特殊な素材で鋳造するなら
古河電工パワーシステムズは、取り扱い製品点数1,000点を超える総合電力機材メーカーです。さまざまな素材・材質への対応、ニーズに適した鋳造技術の提案が可能で、それらを生かして高品質な送配電用製品を供給しています。
特殊な軽金属の鋳造にも対応し、
多彩な鋳造技術で一貫対応する鋳造メーカー
特殊な軽金属の鋳造にも対応できる多彩な鋳造技術
古河電工パワーシステムズの軽金属鋳造における持ち味の一つは、顧客のニーズに適した方法で鋳造ができることです。試作に適した砂型や一般的な金型鋳造をはじめ、高品質な製品を量産できるダイカスト、特殊な軽金属鋳造や高い精度が要求される製品に適したロストワックス、シェルモールドなど多彩な選択肢を用意しています。
通常よりもはるかに高い寸法精度が求められるなど、特殊な軽金属を鋳造したいと思う場合は、同社の技術対応力が多大な貢献をしてくれるでしょう。なお、古河電工パワーシステムズでは鋳造だけでなく、切断・切削・、溶接・ロウ付け、曲げ加工、圧縮・絞り、メッキ・コーティングなど、製品の目的・用途に合わせて多彩な製造技術を提供することができます。
幅広い種類の素材・材質への鋳造対応
ニーズに応じて適した方法を提案できる鋳造技術の豊富さもさることながら、古河電工パワーシステムズは素材・材質への対応力も優れています。アルミニウム・アルミ合金をはじめ、純銅・銅合金、ベリリウム銅合金、高力黄銅など幅広い種類の素材の鋳造・加工に対応可能なほか、それぞれの素材の特性や性質を十分に考慮のうえ、その性質を生かす仕方で製品を作ることができます。軽金属の試作品製造において材質の選定や適した鋳造方法が分からなくても、同社に相談すれば適切な方法を提案してくれるでしょう。
開発・設計・製造・販売まで一貫対応
古河電工パワーシステムズは、送配電用製品の供給を行う総合電力機材メーカーです。軽金属鋳造を手がけるのはもちろんのこと、製品の開発・設計から、資材調達、製造、品質保証、販売、出荷まで、全ての工程に一貫対応しています。
一貫対応のメリットは、全工程を内製化しているため効率の良い生産が可能であり、柔軟性にも富み、設計変更や仕様変更など突発的な要望にも迅速に対応することができることです。
社名 | 古河電工パワーシステムズ株式会社 |
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納期目安 | 要問合せ |
対応軽金属 | アルミニウム・アルミ合金 |
所在地 | 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南2丁目11番16号 |
鋳造を依頼する際に重要なポイントとなる軽金属の素材。ここでは、軽金属の鋳造で使用される代表的な素材について解説します。
非鉄鋳物の一種であるアルミニウム合金鋳物の特徴として、まず挙げられるのが種類の多さです。化学成分の配合が異なる、数十種類がアルミニウム合金として扱われます。その中でも特に多くの素材として用いられているのが「Al-Cu-Si系」です。鋳造性、被削性、溶接性などに優れており、多くの自動車に用いられています。
アルミニウム合金同様、非鉄鋳物の一つであるマグネシウム合金は、金属のなかでも非常に軽量な素材という強みを備えます。現在浸透率が高い鉄やアルミニウムと比べても明らかであり、それに加えて強度や減衰性にも優れている点が特徴です。一方で、マグネシウム合金は塑性加工の場合に割れが生じやすく、コストが高くなりがちなどの課題も存在します。
チタンの特徴の一つとして、人間との生体適合性が高いという点が挙げられます。それにより金属アレルギーを起こしにくく、多くの人が安心して使用できるでしょう。作業時間が長くなりやすい、鋳型の温度管理が難しいといった課題はあるものの、硬度が高くサビに強いなどの強みも備えており、ジェットエンジン部品、機体部品、コンプレッサー、ディスク、ファンケースなどに用いられています。
ベリリウム銅とは頑丈かつ軽量な金属であり、軽金属のなかでは融点の高い金属として知られています。また、高い熱伝導率、硬度、耐摩耗性、高温安定性、耐クリープ性、耐食性を備えていることも特徴です。こうした性能から、さまざまな場面での活躍が期待される素材と言って良いでしょう。
軽金属の鋳造で使用される製法について解説。各鋳造方法によってメリット・デメリットがあるため、詳しく紹介します。
砂型鋳造とは、まず砂を使った型を作成し、その中に溶かした素材を流し込む鋳造方法です。流し込んだ素材が冷えて固まったら、砂型を破壊して製品を取り出します。大きさや形状に制限がなく、汎用性の高さが魅力の鋳造方法と言えるでしょう。一方で、その特性からそこまで高い精度は期待できません。
金型鋳造とは、その製品に適した金型を使用して鋳造していく方法です。一度作った金型は繰り返し使用ができるため、製品を大量生産したい際に適した鋳造方法と言えるでしょう。金型自体の寿命が長い点も、見逃せないポイントです。また、しっかりとした金型を使用することで、砂型と比べて高精度かつ高強度な製品も実現できます。
ダイカスト鋳造とは、溶解させた素材を高速・高圧によって金型内に充填させ、急速冷却することで製品製作を実施する方法です。高い生産性を誇っており、複雑な形状であっても問題なく対応できます。金型鋳造と同じく金型の寿命は長いため、大量生産に適した鋳造方法と言えるでしょう。
ロストワックスとは、ロウで作った型の表面をセラミックなどでコーティング。そのうえで、ロウを溶かして鋳型を作りだす方法です。どんな形状の製品に対しても対応可能であり、厚みの薄いものや立体的なものであっても問題ありません。また、その精度も非常に高いものとなっています。
アルミニウム合金やマグネシウム合金といった軽金属の鋳造を依頼できるメーカーを紹介します。
JMCは砂型鋳造による短納期・高品質な軽金属の試作・小ロット量産が得意な会社です。アルミ合金、マグネシウム合金など多種多様な軽金属材料に対応できるほか、三次元測定機や非接触測定器などによる品質検査も充実しています。
長野県佐久市に拠点がある吉田工業は、コア技術のアルミ鋳造と精密切削を武器に様々な分野に質の高いアルミ鋳造製品を供給しています。鋳造工程ではアルミに特化したグラビティ鋳造を採用。重力のみで注湯するシンプルな技術は、内部欠陥を防ぎつつ鋳肌を美しく仕上げます。
創業以来、40年にわたって蓄積した技術とノウハウを持つコイワイ。軽金属の砂型鋳造による試作品専業メーカーとして、単純形状の製品から複雑・薄物・難形状の鋳物部品まで幅広いニーズに応える製作を行っています。
昭和43年に創業した歴史の長い鋳物メーカーです。医療機器・工作機械など幅広い分野で高精度なアルミ鋳物製品を供給しています。砂型低圧鋳造技術、ポアレスキャストなど豊富な技術、設備環境の充実など総合力の高い生産体制も魅力。
アルミニウム鋳造品や電気機器の製造・販売を手がける東洋電産は、製品ニーズに合わせて提供できる技術の豊富さが持ち味。ダイカスト、グラビティー、砂型試作鋳造など引き出しが豊富なうえ、品質管理も期待できます。
豊富な経験と技術、ノウハウを持っている工業メーカーです。低圧鋳造法、ダイカスト法、重力金型鋳造法(グラビティー)など、製品の形状や用途に応じて最良の方法を提案することができます。設計・製作・鋳造・検査まで自社一貫対応。
産業用ロボットや半導体製造装置など多方面でアルミ鋳物の製造実績をもつ光洋精機。金型、砂型、重力鋳造など鋳造技術の多彩な選択肢を用意できる一方、3Dプリンターによる木型レスの積層造型(砂型)にも対応しています。
創業100年の歴史を誇る鋳物製造会社です。伝統的な砂型鋳造によるアルミニウム・マグネシウムの鋳造・販売を手がけ、工作機械・半導体製造装置・重電機器・医療機器など様々な業種に対応する製品を供給しています。
福岡県に拠点を置く老舗の鋳造メーカー、日高合金は軽合金鋳物で月50トンの生産能力を誇ります。目玉の技術は、同社が昭和62年に製品化に成功したロストフォーム鋳造法。コストダウンを実現しながら高精度な成形が可能です。
大阪府内に3つの工場を有し設備環境も充実している三和軽合金製作所。砂型鋳造・金型鋳造・ダイカスト・CO2鋳造・有機自硬性鋳造など、多彩な鋳造技術を駆使して顧客の要望を満たすアルミ鋳物製品をつくることができます。
創業は1946年。70年以上にわたってアルミ鋳物製品の供給を続けている経験豊富な鋳造メーカーです。2つの工場と充実した設備を有し、アルミ鋳物と機械加工の一貫生産を行っています。得意な鋳造ジャンルは砂型、金型、グラビティ鋳造。
埼玉県久喜市に拠点を置く金型製造会社の昭和軽金属鋳造は、自動車座席用のウレタンフォーム発砲用金型を専門に作っています。設定・データ処理、モデル作製、アルミ鋳造、加工・組付まで一貫生産する、まさしく専門メーカーです。
高強度なアルミ製品を低コストでつくれるプロフェッショナルな鋳物メーカーです。独自の技術と優れた対応力を発揮して、鉄道部品や競艇用部品など幅広い分野のアルミ鋳物や高級鋳物を製造しています。試作1個からの注文もOK。
材料・設計・鋳込み・仕上げまで一貫生産によるアルミ合金鋳造物の製造を50年以上にわたって続けている吉田軽合金。得意な鋳造ジャンルは砂型鋳造。伝統的な鋳造方法は初期コストを抑えるのに有効で、試作・小ロット生産に適しています。
アルミニウム鋳物の製造・販売を手がける光軽金属工業。砂型・金型・ダイカストなど、ニーズに適した方法で鋳物製造を行うことができ、輸送機器・産業機械、電気通信機器、農業機械など多彩な分野への製品対応が可能です。
アルミ合金部品専門の鋳造メーカー、アロイ・テックは試作から量産まで幅広いニーズに応えることができます。砂型・金型など鋳造技術もさることながら、鋳物製造を支える設備環境、品質管理、アフターケアも充実させています。
川和鉱業所はアルミ鋳物鋳造の専門工場です。鋳造・熱処理・機械加工まで一貫対応を可能ととするほか、中国での量産にも対応。砂型・金型など各種の鋳造技術、豊富な経験、ノウハウに加えて、「ISO9001」も認証取得しています(2021年10月時点)。
創業は昭和2年。豊富な経験と積み重ねた技術を有する木村鋳造所。目玉技術のフルモールド鋳造法により、プレス金型用鋳物や工作機械用鋳物、産業機械用鋳物、エネルギー関連鋳物など多岐にわたる分野への製品供給に対応することができます。
砂型・金型・シェルモール・ロストワックスなど、製品の特徴に応じて適した鋳造方法が選べる会社です。総合電力機材メーカーとして、送変電機材・架空配電機材・地中配電機材・鉄道用等高機能品など多くの製品を供給しています。
ISO9001やISO14001を認証取得している信頼性の高い試作品鋳造メーカーです(2021年10月時点)。石膏鋳造・砂型鋳造・試作ダイカストなど、顧客ニーズと製品の形状・用途に適した鋳造技術で各種試作品製造を行います。鋳造機や加工機など設備環境も充実。
創業から70年の歴史があるイナテックは、鋳造品の試作開発事業に力を入れている会社です。技術面では、金型レスのADC12材鋳造工法に対応。開発コストと工期短縮を実現しながら、高品質で実用性の高いADC12材の精密鋳造を仕上げます。
顧客ニーズに応じた製作ができるアルミ合金の鋳造メーカーです。新しい技術を投入したティーキャストや金型不要のダイレクトキャスト、重力のみで鋳込みを行うグラビティ鋳造など、ニーズに応じて適した方法が選べる複数の鋳造技術の選択肢を用意しています。
1943年の創業以来、長年にわたってアルミ鋳造の製作を手がける北陸軽金属工業。適した製作方法を提案する法案設計力、歩留り率を向上させる低圧鋳造技術、原材料の品質を高める検査装置など、高品質な試作品を作るための引き出しが豊富です。
自社一貫体制による安定した品質の試作品製造を手がける浅沼技研。得意分野は、アルミ鋳造・加工・受託測に特化した試作品製作。独自開発のハイブリッドモールにより、複雑形状でもハイクオリティな鋳物成形を可能にしています。
長野県に本社を構えるアスザック。設計デザインから開発、鋳造方塗装までの流れを一貫して自社対応しています。また、砂型鋳造のひとつである「Vプロセス」の技術を活かして、幅広い製品の製造に携わっています。ベンチやフェンス、大型門扉から装飾パネルなど大小さまざまな製品の製造に対応できるのがアスザックの強みです。3Dスキャナを活用し、クライアントのイメージを形にする技術にも長けています。
部品の試作開発などを手掛ける太洋アルミ鋳造。大量生産に最適でコストパフォーマンスが良い「高圧鋳造」、複雑な造形を精密に再現できる「低圧鋳造」など、鋳造物の内容によって最適な鋳造方法を選択してくれます。また、ものづくりの知識がないクライアントからの依頼にも積極的に対応。担当者が「品質・コスト・納期」を総合的に考慮したうえで、最適な鋳造法・納品方法を提案しています。現物や図面など、少ない資料からでも最適解を導き出します。
文化軽金属鋳造は、自社工場にて設計から鋳造、研磨、梱包までの工程を一貫して対応しています。設計提案時には、量産を大前提にした設計プランを提案。1917年創業の老舗鋳造会社でもあり、豊富な実績を持っているのも魅力です。装飾門扉をはじめ、フェンスや建築部材、公園用ベンチなどの製造を手掛けています。また、鋳物鍋をはじめとする調理器具の製造実績もあります。
石川軽金属工業株式会社では、さまざまなニーズに対応できるアルミ鋳造を行っています。自社の造型機は大型のものを採用しており、そのほかのシステムや設備も充実。創業55年の歴史を誇り、これまでに多くの実績と顧客からの信頼を掴んできました。現在も発想力を大切に、顧客の要望を満たす製品づくりに尽力しています。
八百谷金属工業株式会社は昭和24年に創業し、高品質なアルミ鋳物を製作してきた実績をもつ会社です。コストダウンに役立つ石膏鋳造のほか、砂型鋳物・生型鋳造・プレート型鋳造など4種類の鋳造方法に対応し、わずか10g程度の小さな部品から重さ100kgほどの大きな製品まで幅広く対応しています。試作品の製作、コストに関する相談、機械加工や3Dデータなどさまざまな相談が可能で、トータルコストを考えた提案が受けられます。
眞工金属株式会社は昭和51年に創業された軽金属鋳造や母型設計などを行う会社で、試作から製品の量産まで一気通貫で対応することが特徴です。試作は3次元CADデータから直接的に砂型を成形する方式にて、超短納期を目指しています。ただ工場内およびグループ企業・協力会社の設備を用いる検査体制を充実させ、品質の高さも保持できるよう努めています。鋳鉄と軽金属鋳造を同じ工場で行うことから、アルミニウムの中に鉄やステンレスの部品を接合する鋳包み技術にも対応可能です。
昭和25年と長い歴史を持つ企業で、大物から小物まで、小ロットから注文を受け付けていることが特徴的です。ロット数は1個から可能で、製造された部品はさまざまな検査により高い品質を確保できるよう努めているとのことで安心感があり、ロット数の少なさから注文できる工場が見つからない方におすすめします。過去の実績ではロボット部品や自動車部品、樹脂成形用型、医療部品本体など、さまざまな分野の軽金属鋳造を行ってきました。
有限会社田村軽合金鋳造所は自硬性砂型鋳造のアルミ鋳物メーカーで、品質が特に厳しいとされる自動車試作部品やガスターミナルで使用される配電盤など、高い耐圧性と防爆性が求められる製品を得意にしています。大物造型場だけでなく、小物から中物造型のラインも保有しているため、試作品や多品種少量生産などにも対応できます。
株式会社荏原軽合金製作所は砂型低圧鋳造を中心に、さまざまなアルミ鋳造に対応。木型製作から加工・塗装・鋳造といった工程や、仕上げまで自社で一貫しておこないます。大型鋳物製品はもちろん、複雑形状の加工にも対応。さらに経験と技術力を駆使して、小ロット多品種といった要望にもフレキシブルに対応できます。
小ロットから大量生産まで依頼できる有限会社金森軽合金。技術力・品質力・対応力を強みに、砂型によるアルミ鋳造を行っています。数多くの実績と技術力を活かし、高品質な製品の提供を心がけています。砂型は金型と比較するとコストを抑えられ、木型の発注から鋳造製品まで短期間での納品も可能です。1tクラスの大型製品の製造にも対応しています。
原材料から鋳造法案、熱処理に至るまで徹底的にこだわり、より要望に合った製品づくりを心がけています。自社で鋳造・熱処理・機械加工・検査などを一貫対応しており、中大型や小ロット、試作など幅広い要望にも柔軟に対応可能です。
トーエイは、アルミダイカストや亜鉛ダイカスト鋳造のほか、木型製作まで対応している会社です。アルミダイカストは特殊材料も対応できるほか、インサート鋳造も相談可能。亜鉛ダイカストは、鋳造から加工・メッキ処理まで一貫した生産を行っています。
鋳造欠陥が少ない低コストの重力鋳造法と、複雑形状を1回鋳造して成型する熱間鋳造法を行っているメーカーです。あくまでもニーズに合わせた方法で応えたいとの考えを持っていますので、依頼者とのコミュニケーションによって適した方法を模索・提案・実践してくれるでしょう。
美しく、かつ高強度・硬度を誇り、精度の高さを安いコストでもたらす独自の「グラヴィティ鋳造」を持つメーカーです。自社にて一貫制作を行っていますので、小ロットやサンプル制作、さらには法人だけではなく個人からの依頼にも対応しています。
1967年に創業しており、多くの要望にも柔軟に対応してきた実績を持つ会社です。多種多様な部品に携わってきた経験があり、多彩なアルミ素材の製造にも対応。小ロットや試作品にも応じており、納期に関しても相談可能です。
寿金属工業は1953年に創業してから、アルミニウム鋳造技術を土台とした多くの鋳造製品を提供してきました。試作、金型設計、鋳造、後処理や評価まで一貫生産システムがあり、鋳造に関する多彩な工法で幅広い分野の製品ニーズに応えています。
昭和20年の創業から鋳造技術を追求し続けている鋳造専門メーカーです。徹底した品質管理で、メーカーの厳格な品質ニーズに対応。一貫生産システムの構築により効率的なオペレーションを確立しているため、短納期の依頼も可能です。
岩手県に本社を構え、軽金属鋳造や鋳物部品の機械加工を行っているメーカーです。機械加工に強い会社と提携しており、さまざまな材質や形状の部品加工に対応。3次元CADを使った鋳造を得意としており、金型の製作から依頼できます。
昭和14年からアルミ鋳造に取り組んでいる実績を生かし、顧客に合った品質や素材などの提案を得意としているメーカーです。巣のできにくいアルミ鋳造のノウハウと技術力が強み。また、多品種少量生産も可能で、顧客の要望に対して臨機応変に対応できる体制を整えています。
木型の製作から砂型造型、鋳造、検査までをワンストップ対応してくれる辻井軽金属有限会社。環境に配慮し、アルミが触れない部分はリサイクルした砂を利用しているほか、従業員の負担を考えて鋳造プロセスではアルカリフェノールを採用するなど、粉塵を減らす取り組みも積極的に行っています。
東京都中央区京橋に本拠地を構える明興双葉株株式会社。茨城県常総市、山梨県中央市、長野県上田市の三か所に工場を構えており、SNT-14の加工にも対応するなど、ハイシリコン材の鋳造加工を特に得意としています。
社会のものづくりを支える役割を持つ機械部品の製造を行っている株式会社シオノ鋳工。造形工程のライン化を行うことにより生産性の向上に取り組んでいます。アルミや銅鋳物の生産については協力会社での対応が可能です。
レオンアルミが得意とするのはAC7A等耐腐食性アルミ鋳造です。木型の設計製作、機械加工や熱処理、表面処理までトータルサポートできます。製造工程は少量多品種生産に適したラインを有しているのが特徴です。また、ロボットベースも開発しています。
重力鋳造(グラビティ)、砂型鋳造、ダイカスト鋳造に対応し、ニーズに応じて小ロットから量産まで柔軟に対応できる栗田アルミ工業。さらに、部品の鋳造から加工、組み立てまでをセットで依頼することも可能となっています。
自動車部品となるアルミダイカスト製品を主に手掛けており、自動車の軽量化に貢献しているリョービ株式会社。長年の事業で培った技術と経験を生かし、顧客のさまざまなニーズに迅速かつ的確に対応できる生産体制を整えています。
今後、鋳造産業では国内外問わず、環境の大きな変化が予想されています。第四次産業革命によるIoTやAIの普及により、鋳造産業含む製造業は多かれ少なかれ形が変化していくでしょう。そんな中、鋳造産業と結びつきの深い自動車産業が大きく成長することが見込まれています。
国内の銑鉄鋳物の製品別生産量を見ると、自動車用の生産量が6割以上を占めています。自動車産業と鋳造産業は密接に結びついているため、成長が見込まれています。こうした事情から、多くの国が鋳造業界への投資が増加している傾向もあります。
エンジンを構成する基礎的な部品のなかでもシリンダーブロックと共に主となる「シリンダーヘッド」。鋳造方法には「低圧鋳造」「重圧鋳造」「ダイカスト」「砂型鋳造」などがあります。
エンジン部分でも非常に重要な役割を担う「シリンダーブロック」。鋳造方法には「低圧鋳造」「ダイカスト」などがあります。
エンジンで燃焼したガスを排気する際、最初に通過する「エキゾーストマニホールド」。鋳鉄が用いられており、主に砂型鋳造で開発されます。
エンジンルーム内で混合気を配給する役割を担う「インテークマニホールド」。基本的に鋳造の中でもメジャーな「砂型鋳造」が用いられます。
エンジンオイルを溜めるためのパーツである「オイルパン」。鋳造方法として、「砂型鋳造」や「重力鋳造」を選択できる可能性があります。
「歯車装置」「減速機」とも呼ばれる「ギアボックス」。多くの場合砂によって型をとる「砂型加工」が採用されています。
自動車の排気系部品の一種である「タービンハウジング」。熱による変形・酸化が生じにくいとされる「特殊耐熱鋳物」で製造されます。
シリンダーヘッドの動弁機構に被さるカバーとして用いられる「ヘッドカバー」。高圧鋳造法や石膏鋳造など、さまざまな鋳造方法があります。
エンジンの中でも心臓部に該当する非常に重要な「クランクシャフト」。基本的に、溶解させた素材を型に流し込むことでパーツを作成していきます。