アロイ・テック株式会社は、1984年に設立されたアルミ合金部品の鋳造専門メーカーです。砂型鋳造および金型鋳造により、アルミニウム合金鋳物の製造・販売を手がけています。ここでは、アロイ・テックの軽金属鋳造の特徴について紹介していきます。
アロイ・テックにおける軽金属鋳造方法の一つは、砂を材料とする鋳型で行う「砂型鋳造」です。文字通り砂を固めて作った鋳型に溶かした材料を流し込み、冷やし固めて鋳物を成形します。砂型鋳造は木型の作成が容易で型費を安く抑えることができ、かつ複雑な形状にも対応できるなど、試作部品や小ロット生産に適しています。スピードと安さを重視するならこの方法でしょう。
金型鋳造は、金属を材料とする鋳型にアルミを流し込み、冷やし固めて鋳物を作る鋳造技術の一種です。アロイ・テックでは、金型鋳造による生産能力として月産50tを誇ります。金型鋳造は型費が高いというデメリットがあるものの、砂型鋳造に比べて寸法精度が良く、製品コストは安い、かつ量産性に優れるというメリットがあります。高品質鋳物の量産なら金型鋳造が適しているでしょう。
試作品にしろ量産品にしろアルミ鋳物の製作では、スピードや安さだけでなく品質管理も重要です。品質管理が疎かになれば、鋳巣や鋳肌不良など製品に欠陥が生じて修正を余儀なくされます。この点、アロイ・テックではアフターケアと品質管理も徹底しているので安心です。
アロイ・テックはアルミニウム合金部品の鋳物製造を中心に事業展開している会社です。モットーである「品質第一主義」のもと、試作から量産まで幅広いニーズに応えることができます。アルミ合金鋳物が生かせる用途は二輪アルミフレーム部品やトラック、ダクト関連、送電部品・配電部品・地中線クリートなど架線金物類、医療機器、ロボット部品、一般産業機械部品など多岐にわたります。こうした分野におけるアルミ鋳物の試作・量産を依頼したい方に、おすすめできるのがアロイ・テックです。
アロイ・テックの生産体制は「砂型工場」と「金型工場」の2つの工場からなっています。生産能力は、砂型(溶解重量)月産60t、金型(溶解重量)月産50t、主要設備は、砂型工場に砂プラント40t、自動機 2ML機(1台)、自動機 FDNX機(1台)、モールディング(4台)、溶鉱炉7基、金型工場に鋳造機(7台)、傾斜式、溶解炉(7基)が導入されています。
二輪アルミフレーム部品、トラック、ダクト関連、架線金物類(送電部品・配電部品・地中線クリート)、医療機器、ロボット部品、一般産業機械部品、その他
社名 | アロイ・テック株式会社 |
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所在地 | 茨城県行方市行方2053番地 |
公式HP | https://www.alloy-tec.com/ |
問い合わせ先 | 0299-77-1211 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)