砂型鋳造による短納期&高品質な試作・小ロット量産が得意なJMC株式会社。ここでは、JMCの軽金属鋳造への取り組みの特徴について紹介していきます。
JMCの軽金属鋳造の特徴の一つは、「納期」と「品質」を両立できる生産体制を整えていることです。生産に関しては、「素加一貫」体制の導入で、鋳造品製造に関わる様々な工程を自社内で完結できる一方、X線CTによる素材品質の検査を実施しています。これにより、短納期対応と品質管理の両立を実現することができます。
一口に軽金属鋳造といっても、アルミニウムやマグネシウム、ベリリウム、チタン、アルカリ金属など多種多様な材料があります。JMCでは様々な軽金属材料において数多くの鋳造実績を有しており、砂型用のアルミ合金をはじめ、マグネシウム合金、高耐熱性の特殊合金など、多彩な種類の軽金属の鋳造が可能です。材料の種類を問わず、柔軟に市場ニーズに対応することができます。
X線CTの導入による素材品質の検査については前述しましたが、JMCではそれだけにととまらず、「三次元測定機」や「非接触測定器」による品質保証、さらには「実態強度測定」や「分校分析」なども実施して、徹底した検査体制による品質保証に取り組んでいます。このような多角的視点からの検査体制は、品質改善のスピードアップを可能にするほか、鋳造欠陥の未然防止にも有効です。
JMCでは「砂型鋳造」によるアルミ・マグネシウムなど軽金属の鋳造を請け負っています。砂型鋳造とは、文字通り型枠の材料に砂を使用した鋳造法です。大ロット量産には不向きですが、簡易的な試作部品の製作や小ロット生産品には適しています。
従って、安く・早く・確実にプロトタイプの制作を行い、製品開発の精度とリードタイムの短縮につなげたいと考える場合に、JMCの砂型鋳造はおすすめです。
JMCの工場は2021年10月時点で「JIS Q 9100」を取得しています。JIS Q 9100は、「航空宇宙・防衛産業に特化した品質マネジメントシステムに関する国際規格」です。本認証の取得により、高品質&短納期などさまざまな顧客満足を提供できる供給者であることが第三者機関によって証明された事になります。
生産体制に関しては、上述の「素加一貫」の導入が特筆できるでしょう。鋳造品製造におけるすべての工程を社内に取り込んでいるJMCでは、さまざまな工程ロスを最小限に抑えつつ、高品質な鋳造品をスピーディーに仕上げることができます。
社名 | 株式会社JMC |
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所在地 | コンセプトセンター 長野県飯田市川路7502-1 |
公式HP | https://www.metal-casting.jp/ |
問い合わせ先 | 045-477-5757 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)