木村鋳造所は、静岡県清水町に本社がある老舗の鋳造メーカーです。昭和2年の創業以来、長い歴史と経験を積み重ね多くの実績を残しています。ここでは、木村鋳造所の軽金属鋳造の特徴について紹介していきますので参考にしてください。
木村鋳造所の強みは、なんといっても「フルモールド鋳造法」です。この画期的な技術は昭和41年に同社に導入され、大きな革新と成長をもたらしました。フルモールド鋳造法の特徴は前述のとおり、製品の原型を発砲スチロールで製作し、木型レスでスピーディーに製品を製作できることです。開発品や試作品に最適な技術であり、工期の短縮とコストダウンを実現します。
前項の木村鋳造所が得意とする「フルモールド鋳造法」による模型の製作は、クライアントの図面や3Dデータに基づいて行われています。この内、特にメリットが大きいのは3DCADによる3Dデータです。3DCADは立体形状による3次元の設計環境データが得られるソフトですが、IT技術で簡単に模型を表現することができるため、製作期間の短縮に大きく貢献します。
木村鋳造所の製品づくりは、フルモールド鋳造法など技術だけに頼るのではなく、徹底した品質管理を行うことによっても支えられています。その中核となる取り組みは、スキのない製品検査です。同社では引張試験や衝撃試験など「材料検査」、3次元寸法測定による「寸法検査」、UT(超音波探傷試験)やMT(磁気探傷試験)による「非破壊検査」などを実施して、徹底した品質管理に努めています。
木村鋳造所は独自の技術と設備を備えた工場により、自動車用プレス金型用鋳物や工作機械・産業機械用鋳物の製造・販売を行っている会社です。得意な鋳造ジャンルは「フルモールド鋳造法」です。フルモールド鋳造は、発砲スチロールの原型から鋳型を作り、木型レスで鋳造を行う技術です。初期費用(型費)を安く抑えながら、早い納期で製品を仕上げたい場合に最適な鋳造法になります。
木村鋳造所は本社工場をはじめ、清水町加工工場や御前崎工場、御前崎機械加工工場、群馬工場、群馬FM工場、群馬加工工場、伊豆FM工場など複数の工場を有し、全工場にて品質マネジメントシステムの国際規格「ISO9001」による品質管理を実施しています(2021年10月時点)。各種の加工機や鋳造機械、反転ブース、切粉回収設備、ロータリーストッカー、移動管理と安全確保のモニターなど、設備環境も整っています。
プレス金型用鋳物、工作機械用鋳物、産業機械用鋳物、エネルギー関連鋳物、DMP関連鋳物、景観用鋳物、ほか。
社名 | 株式会社木村鋳造所 |
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所在地 | 静岡県駿東郡清水町長沢1157 |
公式HP | https://www.kimuragrp.co.jp/ |
問い合わせ先 | 055-975-7051 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)