株式会社コイワイは、アルミニウムやマグネシウムなど軽金属の砂型鋳造による試作品専業メーカーです。1973年の創業以来、40年にわたり蓄積した鋳造技術とノウハウがあります。ここでは、コイワイの軽金属鋳造の特徴を紹介していきます。
コイワイの軽金属鋳造を象徴する技術の一つは、やはり伝統の鋳造技術と3Dプリンターの融合です。鋳造自体は40年にわたって蓄積した伝統の技術を用いる一方、鋳型の製作には3Dプリンター砂型積層装置を導入することで、短納期・低コスト・高精度・省資源を実現しています。もちろんコストパフォーマンスは良好です。
軽金属鋳造の対象製品は単純形状のものばかりではありません。製作が難しい複雑・薄物・難形状の鋳物部品の依頼も数多くあります。この点、コイワイの宮城工場は金型と砂型を組み合わせた鋳造法を得意としており、二重構造菅など複雑構造の鋳物部品でも高精度な鋳造が可能です。かつ短期間での量産鋳物の製造も行うことができます。
コイワイ鋳造工程は、鋳造品の品質管理にも抜かりがありません。「CTスキャナによる非破壊検査受託撮影」や「レーザー形状測定装置による受託撮影」といった鋳造品を壊すことなく検査や分析が可能な非破壊検査を実施して、欠陥の有無や劣化状況の規模を調べるなど、徹底した品質管理を行っています。
創業以来、40年にわたって砂型鋳造による試作・量産鋳物を供給しているコイワイ。特色の一つは、蓄積した鋳造技術に3次元(3D)プリンター技術を融合させていること。同社の軽金属鋳造では、3Dプリンター砂型積層装置(5台導入)を用いることにより、3Dデータからダイレクトに木型レスで砂型を製作することができます。木型の試作期間が不要になり工期短縮が実現するのはもちろん、コスト削減にも有効です。試作品製作において短納期・コストパフォーマンスを重視する方におすすめできます。
コイワイは本社工場(神奈川県)と宮城工場の2つの工場を有しており、それぞれ特徴や得意分野が異なります。本社工場は試作・研究用開発部品の製造、販売拠点であり、試作鋳物事業を展開しています。一方の宮城工場は、2004年に開設された量産鋳物事業を展開している製造拠点です。金型と砂型を組み合わせた複雑形状の鋳物部品製作を得意としています。
アルミニウムなど軽金属を含めた鋳物造りの事例として、車両、船舶、一般産業機械の試作・研究開発向け鋳物部品を多数製造した実績があります。
引用元:株式会社コイワイ公式HP(http://www.tc-koiwai.co.jp/)
社名 | 株式会社コイワイ |
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所在地 | 神奈川県小田原市羽根尾 244番地6 |
公式HP | http://www.tc-koiwai.co.jp/ |
問い合わせ先 | 0465-44-2015 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)