所沢軽合金は二輪や四輪、光学機械、ロボット関係部品を手がけるアルミ合金の鋳造メーカーです。ティーキャスト、ダイレクトキャスト、クラビティ、マグネシウム鋳造など、顧客の要望に合わせて複数の技術で軽金属鋳造に対応することができます。ここではそんな所沢軽合金の軽金属鋳造の特徴について紹介していきます。
所沢軽合金が提供する鋳造方法の一つは、新しいの技術を投入した「ティーキャスト」です。ティーキャストは、強度や結晶粒度においてハイクオリティが求められる高性能エンジンパーツや各種骨格材の製作に最適な鋳造技術です。均一な厚肉超高密度や結晶粒度の細粒化による強度の増加により、性質の向上と製品安定性を確保することができます。
各種研究開発用の試作加工では、高額な金型費の問題がネックになります。しかし、所沢軽合金では金型不要の「ダイレクトキャスト」に対応しているため、コストダウンを図りつつ、超高精度な薄肉対応の鋳造製品を製作することができます。ダイレクトキャストは、製品の元になるプロトタイプ(原型)を鋳型に用いて鋳造を行う手法です。少量生産&試作品の製作に適した鋳造技術であり、寸法精度の高さや納期にもメリットがあります。
グラビティ鋳造は、アルミ合金などの軽金属素材を金型に注入した後、外部から圧力をかけず重力のみで流し込み成形を行う鋳造技術です。所沢軽合金はこのグラビティ鋳造にも対応。自動車部品や医療機器などで実績があります。グラビティ鋳造のメリットは、寸法精度のよさ、細かい結晶粒度、ピンホールの減少、緻密できれいな仕上がりなどです。
所沢軽合金が有する鋳造技術は多岐にわたります。“均一な厚肉超高密度を実現”する「ティーキャスト」をはじめ、“精度2/100mmを機械加工レスで実現”する「ダイレクトキャスト」、寸法精度の高さと仕上がりが綺麗な「クラビティ鋳造」、切削性がよく軽量化を図りやすい「マグネシウム鋳造」など、ニーズや素材に合わせて選択肢が多彩です。従って所沢軽合金は、自社の目的に適した鋳造技術が選べる会社に依頼したい!と思う方におすすめできます。
所沢軽合金は本社工場(埼玉)、山形第一工場、山形第二工場の3工場を有しており、各工場の主要設備は充実しています。コールドボックスブローマシンやコールドボックスガッシングマシンなど各種鋳造機械をはじめ、表面粗さ測定器やピンホール試験機などの検査器具、3Dプリンター、ハンディスキャン、フライス盤など関連設備に至るまで充実の内容です。
四輪用部品、二輪用部品、光学器械用部品、ロボット関係部品など。
社名 | 所沢軽合金株式会社 |
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所在地 | 埼玉県所沢市大字松郷154番地 |
公式HP | https://www.tokorozawakeigoukin.com/ |
問い合わせ先 | 04-2944-0415 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)