株式会社レオンアルミは栃木県に拠点を置き、アルミニウム合金鋳物の製造を手がけている企業です。同社では、食品機械に使用されているアルミニウム合金鋳物部品の製造を行っており、再生可能な原料を使用するなど環境などに配慮した生産を行っている点が特徴といえるでしょう。
こちらの記事では、株式会社レオンアルミの特徴や工場に関する情報、また同社が製造している製品などについて調査してまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
食品機械メーカーのレオン自動機株式会社の子会社であるレオンアルミでは、耐腐食性アルミ鋳物部品の製造を手がけています。食品機械で使用されている鋳物素材には、純アルミに次いで耐腐食性に優れている点に加えて機械的強度も高いといった理由から「AC7A」が多く用いられています。しかし、AC7Aは鋳造性が悪いという面から鋳造欠陥が出やすい点が特徴となっており、扱いにくい素材といった面も持っています。
食品機械の部品製造を行っているレオンアルミでは、このAC7Aを多く取り扱う中で技術を蓄積することによって高い品質の鋳物づくりを行ってきました。このようにAC7Aなど耐腐食性アルミ鋳造を得意としている点が、レオンアルミの大きな特徴といえます。鋳造製品における困りごとがある場合には、気軽に相談をしてみると良いでしょう。
上記でご紹介した通り、レオンアルミはAC7Aをはじめとする耐腐食性アルミ鋳造を得意としていますが、2013年からは同社のアルミ鋳造における技術に加え、AC7Aが持つ物理的な性質、そして鋳造製品の特徴ともいえる制振性を活かし、オリジナル商品であるロボットベースの販売を開始しています。
さらに、2018年からは協働ロボット用のキャリーベースの販売を開始しました。日本でも協働ロボットが解禁となったものの、標準架台は高価である・思い・使い勝手が悪いといった課題がありました。そこで同社では使用者の立場に立った架台をリリースしており、さまざまなお客さまから高く評価されています。
同社では、今後機種が増えると考えられる各種の協働ロボットに対応できるよう、鋳物一体仕様ではなくボルト組立仕様を採用している点も特徴。必要なパーツのみロボットに合わせた形で新しく製作することで、さまざまなロボットへの対応が可能となる点がポイントといえます。
独自ネットワークを構築しており、木型の設計製作ができます。他にも機械加工、熱処理、表面処理までトータルな技術を提供できるのです。生産ロットは手作りの砂型鋳造方式で、重量1キロ、~1.5m以下のサイズまでの加工を得意としています。
AC7Aをはじめとする耐腐食性アルミ鋳造を得意とし、食品機械用のアルミ鋳造部品の製造を手がけているレオンアルミ。再生可能な原料を使用したり、人体や環境に配慮した製造方法や設備を導入している点も特徴となっています。
以上の点から、食品機械用の部品製造を行いたいと考えている方や、人や環境にやさしい方法で鋳造品を作りたいと考えている方は、ぜひレオンアルミのアルミ鋳造をチェックしておくことがおすすめといえるでしょう。
環境に配慮した鋳物製造を行っているレオンアルミでは、産業廃棄物を可能な限り抑えるための大型砂処理設備であるタワー型有機自硬性砂リサイクル設備や、省エネ効果が高く温度保持精度の高い溶解炉の導入しています。
そのほか、溶解アルミ内の水素を効率的に除去してピンホールによる鋳物欠陥の発生を防ぐ脱ガス装置(GBF)や、脱ガスが完了したことを確認するための減圧試験機(ピンテスター)などを導入して製造を行っています。
ほか
社名 | 株式会社 レオンアルミ |
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所在地 | 栃木県下野市下古山2963 |
公式HP | https://www.rheon-alumi.com/ |
問い合わせ先 | 0285-52-0301 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)