吉田工業は長野県佐久市に拠点を置く鋳造品製造会社です。アルミ鋳造と精密切削をコア技術とし、自動車部品を中心に様々なアルミ鋳造製品を供給しています。ここではそんな吉田工業の、軽金属鋳造の特徴を紹介いたします。
吉田工業の軽金属鋳造は、アルミに特化した「重力鋳造(グラビティ鋳造)」を採用しています。重力鋳造とは、文字通り重力のみを利用して自動的に金型への注湯を行う鋳造法です。中子設置な重力鋳造は複雑形状にも対応するほか、空気の巻き込みが少なく内部欠陥が起こりにくい、鋳肌が美しい、寸法精度がよいなど多くのメリットがあります。
アルミ鋳造製品への顧客ニーズや注文数量はクライアントによって幅があります。吉田工業では、鋳造工場に60台のオリジナル鋳造機を備えており、1個の試作部品の注文から、10万個の大量生産まで数を問わず幅広く対応可能です。3Dプリンター(砂型)を活用しての中空品や精密、複雑形状品に対応できるのも強み。最薄2mmの薄肉鋳造も可能です。
いくら試作品がスピーディーに仕上がっても、故障や欠陥だらけでは元も子もありません。吉田工業ではそうした余分なロスを防ぐため、「ISO9001」や「ISO14001」などの仕組み(2021年10月時点)、三次元測定機・真円度計・各種測定器完備など検査設備、さらには全社員が一丸となって品質管理に取り組むことにより、要求品質の固守と不良率ゼロを目指しています。
吉田工業は創業以来、自動車の重要保安部品を中心に多くのアルミ鋳造製品を手がけてきた会社です。その実績と積み重ねた鋳造技術もさることながら、特色的なのは、金型の設計から製作、試作、鋳造、熱処理、切削、試験、表面処理、品質保証まで一貫生産を行っていることです。製品の鋳造だけでなく、初期段階の開発プロセスにも関与して、最適な工法・工程・設計法案を提案することにより、短納期とコストダウンを実現します。従って、吉田工業は試作回数を減らして効率よく鋳造品を作りたい方におすすめの会社です。
吉田工業は開発から試作、量産、試験、品質保証まで一貫生産を行っている鋳造メーカーです。一貫生産を可能にしているのは技術やノウハウもありますが、豊富な設備にも支えられています。60台以上の鋳造ラインをはじめ、100台以上の加工機械、3Dプリンタや熱間湯口切り機、熱間湯口切断機、保持炉など各種の鋳造設備、検査設備、CAD/CAMなど、吉田工業の設備環境は充実しています。
ハウジング、バルブ、ピストン、ソレイド部品、コマ、スプール、シャフトなど
社名 | 吉田工業株式会社 |
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所在地 | 長野県佐久市望月内匠2166番地1 |
公式HP | http://yoshidanet.com/ |
問い合わせ先 | 0267-53-2151 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)