銅に様々な金属を組み合わせることにより強度などの性質を銅合金。ここでは、銅合金の特徴や種類について解説していきますので、参考にしてみてください。
利用しやすい銅は、昔から様々な用途で使用されてきました。銅そのものの特性は、以下の通りです。
また、銅は融合性に優れており、金や銀、スズなどの金属と融合させて合金を作ることができます。つまり、どのような金属と融合させるかによってその特性を変化させられるメリットがあるのです。
一方、銅は塩酸や硫酸などには浸食されてしまう、磁石にはくっつかないという特性に注意が必要です。
銅合金の中でも、銅の比率が高いものが高銅合金です。高銅合金は、合わせる金属によって以下の種類に分けられます。
この中でもベリリウム銅は高い強度を有しています。
黄銅は亜鉛と銅の合金で、亜鉛が20%以上のものを言います。真鍮やブラスなど様々な呼び方があります。5円硬貨も黄銅が用いられており、仏具や金管楽器、鉄道模型など幅広く使用されています。
銅合金の中でも種類が豊富であり、添加元素の比率によって以下のように分けられます。
加工性や耐食性に優れ、電気伝導性が高く安価である点がメリットです。空気中で徐々に酸化することで表面が黒ずんできますが、内部を保護することで全体の腐食を防止します。
一方、機械加工などをした黄銅は時間経過によって置き割れを起こすリスクがあります。めっきや塗装を行うことで予防することが可能です。
銅を主成分とした銅とスズの合金が青銅です。青銅は黄色に近い色をしており、サビが青くなります。
添加元素により下記の種類に分けられます。
銅ニッケル合金は銅とニッケルの合金であり、特性として耐食性や耐海水性を持ち、銀のような輝きを持ち、美しいところが特徴です。
銅ニッケル合金には、以下の種類があります。
装飾品や食器、楽器などに使用されています。
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)