川和鉱業所は、昭和29年の創業以来60年の歴史を積み重ねてきたアルミ鋳物の鋳造専門工場です。鋳造・熱処理・機械加工まで一貫対応可能なメーカーとして、中国での量産にも対応しています。ここでは、川和鉱業所の軽金属鋳造の特徴について紹介していきます。
一口にアルミ鋳物と言っても小型から大型までサイズや規模には幅がありますが、川和鉱業所が得意とするのは「大型アルミ鋳造」です。積み重ねた経験と実績、職人の技術やノウハウ、チームワークはもちろん、充実した各種の設備環境などを用いて、同社では超大型アルミ鋳物の量産体制を整えています。最大重量は約3000kg、最大サイズは約4.5m、最大溶解能力は約4000kgというハイスペックです。
川和鉱業所ではアルミ鋳物の製法の一つとして、砂型鋳造を行っています。砂型鋳造とは、砂を固めて造型した鋳型に材料を流し込み鋳造する技術のことです。木型の使用が可能なうえ、型枠の交換や改造も金型に比べて容易な砂型鋳造は、初期コストを低く抑えられるのが最大の特徴であり、アルミ鋳物を多品種少量生産したい場合に向いています。
大型アルミ鋳物の大量生産を依頼したい場合は、川和鉱業所の金型鋳造を用いることができるでしょう。金型鋳造とは、文字通り金属で造型した鋳型にアルミ材料を流し込んで充填し、冷やし固めて成形する製法です。砂型と違って鋳型を何度でも使うことができるため経済性が高く、鋳型の寿命も長いので、大量生産を行う場合に最適な鋳造法となります。
川和鉱業所は大型アルミ鋳物・アルミ鋳造の専門メーカーとして海外進出も果たしている会社です。超大型アルミ鋳物の生産に対応する鋳造設備や熱処理設備、機械加工設備を保有し、鋳造・熱処理、・機械加工までの一貫生産を可能としています。自動車関連部品や医療機器、重電機器、産業機械用部品などでアルミ鋳物の試作・量産を依頼したい方は川和鉱業所に相談することができるでしょう。
川和鉱業所の工場は、20tミキサーをはじめ、自硬性砂処理設備や溶解炉、可傾式溶解炉、成分分析装置、窒素ガス発生装置、ハンガーショットブラストマシン、サンドブラストマシン、大型アルミ熱処理炉、アルミ熱処理炉、門型NC加工機など、大型アルミ鋳物の生産に不可欠な設備を揃えているほか、2002年には「ISO 9001 品質マネジメントシステム」を取得し、品質向上にも取り組んでいます。
液晶製造装置、機械設備、CTスキャン、X線撮影装置用部品、半導体検査装置、重電機器、圧力容器、送風機用ファン、水位流設備部品、ほか。
社名 | 株式会社川和工業所 |
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所在地 | 茨城県常陸大宮市照田14 |
公式HP | http://www.kawawafoundry.co.jp/ |
問い合わせ先 | 0295-57-3311 |
選定基準:2021年10月時点にGoogleで「軽金属 鋳造」と検索したところ公式サイトが表示された100社を対象に調査し、そのうち、下記の各条件が確認できた1社を選定
※高品質:工場内に室温管理システム完備させていることを公式HPで明記している会社(https://www.metal-casting.jp/casting/casting/)
※大ロット:ダイカストマシンを11台保有し最大2,000個/月に対応を公式HPで明記している会社(http://hikari-light-metals.co.jp/html/koujosetsubi.html)
※超大型:2,000kg以上の鋳造実績を公式HPで明記している会社(https://www.tac-casting.com/business/products/#pro-auto)
※特殊素材:ベリリウム銅合金の鋳造および鍛造に対応と公式HPに明記している会社(https://www.feps.co.jp/tech/manufactur/melt.htm)